山遊び通信 No.188

1月

2023-24のスキーシーズン インだ!!蓼科レベルアップに集合(2023.12.23~24)

 2024 のスキーシーズン到来です。シーズンインの取り組みとして、1 2 月2 3~2 4 日、ブランシュたかやまでレベルアップの取り組みが行われました。アルペンのコースに1 3 名、テレマークのコースに6 名が参加しました。ブランシュたかやまスキー場は長野県中央部で白樺湖の北部に位置しています。日中は講習、夕は温泉に入り、夕食をとり、FさんとHさんの別荘に分宿しました。以下それぞれのコースの参加者の感想、講習の合間に行われたビーコン研修の様子を掲載いたします。

アルペンコース

 朝6時に名古屋を出発。前日からの大寒波到来により、北日本は大荒れの天気だが、北ではない日本では思った以上に快晴。日焼け止めを忘れてきたことを後悔し、中央道の駒ヶ岳SA で休憩中に購入。岡谷IC で高速を降り、久しぶりの雪景色と雪道を超えて、ブランシュたかやまに到着。車から降りると氷点下の空気。最近までやたら暑かったのでものすごく寒く感じた。実際ここは標高約1500m、そして北斜面。かつ冬型の気圧配置。冬山に向かって気持ちを垂直立ち上げするにはもってこいのコンディションだと自分に喝を入れたいところだが、どうにも体が追いつかない。

冷気をつんざいて講習だ!!

 10時ごろから講習開始。いつもの準備体操で少し体があたたまる。講習はアルペンとテレマークに分かれる。我々アルペン組は第一クワッドリフトにのって、北風に耐えながらゲレンデトップへ。ゲレンデ中腹はまだオープンしていないコースが多いが、前日からの寒波のおかげで、草が出たゲレンデが再び白で埋まったそうだ。オープンしているスラロームコースで講習開始。講習内容は、スキーポジション(くるぶし荷重、スネを落とす。足の甲を上げる。へそは下を向ける。おんぶをしている姿勢。顎を上げる等)の確認と練習、エッジをたてずにソールで滑ることを意識する練習、ターン時の外向傾をつくるための練習等。日が落ちるにつれ寒さが身に応えた。16 時で本日の練習終了。すずらんの湯で寒冷ストレスを癒やす。

夜の部も大盛り上がり!!

 夕食は白樺湖から国道152を15 分ほど下ったところにある定食屋「いじわるばあさん」。暖炉があってとても暖かく、アットホームな雰囲気。とんかつ定食をいただいた。カツは揚げたてで大きく、ごはんも柔らかめでちょうどよかった。いじわるな所はどこにも見当たらなかった。食事を終えて、宿泊先で今日の質問などで盛り上がり、就寝。
 2日目。初日よりも風が弱くなる。前日にやったことの復習。15時くらいまで練習し終了。

 2日間を通じて、今シーズンの準備運動としては十二分にできた。こんな機会を準備して頂いた皆さんに感謝します。

テレマークコース

上達を感じた2日間でした!!

 

 テレマークスキーレベルアップ講習会に参加させていただき有難うございました。今まではテレマークスキーの仲間が無く一人自己流で滑っていましたがなかなか難しく上達せず、苦労して滑っていました。今回ブナの木スキークラブレベルアップ講習会に参加し基本練習をやっていただき自分なりに上達したかなと思います。
 又テレマークスキーをやる仲間と一緒に滑る事ができ楽しく過ごさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

講習の合間にビーコン研修も

 2日のレッスンでしたが、1 2 月2 4 日の昼食後、ビーコンの研修も行われました。昼食後の1 2 時45 分くらいから経塚会長を講師にして、実施されました。最初にビーコンの取り扱いや雪崩に巻き込まれないようにするにはどうしたらよいか、巻き込まれた時にはどうしたらよいかの講義がありました。
 

 例えば、遭難者の捜索をビーコンで行うには、ビーコンの距離表示が20 m くらいまでは走ってアクセスしなさい、数m まではゆっくりと、1m を切ったら地面に這わせてアクセス。ゾンデ棒を立てて、掘り出しにかかる。雪崩に巻き込まれたら、ストック、板ははずす。なるべく上部へ這いあがる。口の周りにスペースを作る・・・。その後、隠したビーコンの探査をグループに分かれて実施しました。

クラブ員へのアンケート

 最近ぶなの木も大勢、クラブ員が増えています。 大変、うれしい状況です。そこで、前回から、紙面上でクラブ員紹介を行うことにしています。毎回、比較的初期にクラブに入られた方と最近加入された方をピックアップして紹介します。

初期加入の方へのアンケート

Y.Sさん

1.クラブに入ったきっかけ
 再入会させて頂きましたが、元々は30 年以上通っている八甲田の知人の紹介で2323~24 年前に入会させて頂きました。ここのところ12 月~4 月は山スキーで北海道に滞在中が多くて地元(中部)には居ないので一時退会させて頂きました。

2.私が使っている地図アプリ、とそのいいところ
 主にYAMAP を使っています。

3.今までに一番思い出に残る山スキーと出来事
 ノルウェーフィヨルドリンゲンアルプスの山スキーです。私は2 回行きました。ヨットを山小屋代わりに北緯69度のトロムソから出発します。

4.ヒヤリハットの経験
 (ヒヤリハットの経験はあまりありませんが仲間が雪庇を踏み抜いて落ちたことがあります。

5.体力維持、向上で実践していること
 運動や筋トレを心がけています。

N.Kさん

1.クラブに入ったきっかけ
 山の会の先輩から誘われて入会しました。

2.私が使っている地図アプリ、とそのいいところ
 スマホでジオグラフィカを使っています。他者のルートをトレースする使い方はせず前もってルート上に自分で目印を立ててその周辺を通過すると音で知らせるようにしています。

3.ヒヤリハットの経験
 随分以前に行った天狗原から蓮華温泉に滑り降りる泊付き山行で自分だけ素泊まりにして荷物が重く蓮華温泉への滑降でバランスを崩して滑落したこと。以後装備は必要十分でお金で解決できることは軽いお札を持って行く事にした。

4.体力維持、向上で実践していること
 高齢者になると体力維持、向上は難しくスキー以外にも自然に親しみ体を動かすように努めている。

最近加入された方へのアンケート

S.Sさん

1.山スキーを始めようと思ったきっかけ、理由

 雪山登山技術の一つとして始めました。深雪のラッセルスピード 登り はツボ足より2 倍、ワカンより1.5 倍ほど山スキーの方が早い。私が雪山登山を始めた頃(約50 年前)は現在より雪が多く北アルプス後立山連峰の白馬、唐松、五竜岳方面や白山、頸城山系などの豪雪地帯での登山にとても有用でした。

 ただ、当時は革の登山靴 ミドルカット程度 をジルブレッタでスキー板に固定する時代で、登山靴で新雪を滑るのは私には超難しかったので下りはスキーを担いで下りていました。 兼用靴が普及しビンディングも進化、滑降も容易になった30 年前頃から雪山登山のスピードアップが実現し日帰りできる雪山登山の山域が広がったので、山スキーに傾倒し行く回数が増えました。

2.今シーズン行ってみたい山スキーエリア

 東北の栗駒・蔵王方面

3.将来、行ってみたい山スキーエリア、夢

 北海道の山スキールート

4.今までに行ったことのある山スキーで、お勧めの山スキーの場所

<初級>三峰山(長野)、八幡平(岩手・秋田)
<中級>岩木山 青森 、八甲田 青森 、岩手山 岩手 、鳥海山 秋田・山
形 、月山・湯殿山 山形 、頸城山系 新潟 、乗鞍岳:剣ヶ峰・猫岳 長野・岐阜 、北アルプス後立山連峰:白馬・唐松・五竜 長野 、立山周辺 富山・長野
<上級>富士山:富士宮ルート 静岡 、槍ヶ岳:肩の小屋~槍沢 長野

5.どこでぶなの木スキークラブを知りましたか

 パドルクラブのスタッフや以前の山スキー仲間から聞きました。

6.クラブにやってほしいこと

 山スキーにご一緒させてください。

7.その他、言いたいこと

 年齢を考えてタフでハードな山スキーは自粛し、のんびり楽しい山スキーを継続したいと思っています。よろしくお願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました